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Step.02 受験勉強は「孫子兵法」の精神で挑むべし！【電験三種～不動の法則～】
合格を導く20のステップ
2024.10.11
あしたの「主任技術者」のために
電験三種の受験者は、初めて挑戦する「ビギナー」から、何度も対峙している「エキスパート」まで、そのレベルは多岐にわたっている。だが、試験自体は小学生のときから経験し、複数の科目について、枚挙にいとまがないほど対策に取り組んできたはず。そのため、独自の方法で受験のコツが身についていると推測できる。
しかし、国家資格となると話は別。範囲が広く、出題パターンも独特なため、その試験にマッチした対策が要求される。
そこで「合格を導く20のステップ」だ。栄冠をつかむために、どのように取り組むべきか。そのメソッドを紹介していく。
あしたのために、さあ、いまこそ立ち上がろう！
Step.02 受験勉強は「孫子兵法」の精神で挑むべし！
中国の春秋時代、軍事思想家の孫武が残した「孫子兵法」に「敵を知り、己を知れば百戦危うかず」という言葉がある。これは聞いたことがある受験者も少なくないだろう。この言葉、実は、受験勉強にもピタリとあてはまるのだ。
（1）敵を知る＝試験について熟知する
試験の科目ごとの出題範囲や出題傾向を分析し、特に出題されやすい重点項目を抽出する。これに対応できれば、敵＝試験問題の様子がみえてくる。つまり、出題的中率の高い学習につなげられるので、効率のいい学習ができるということだ。
（2）己を知る＝自分の実力を知る
学習を進める前に、各科目について、どの程度の知識を持っているか自身の実力を冷静に診断する。そのうえで「得意分野」と「苦手分野」を把握し、特に苦手分野は放置しないで克服できるように徹底的に取り組む。「逃げるは負け」なのである。
プロフィール
不動弘幸（ふどう・ひろゆき）
技術士事務所を経営する傍ら、資格試験の講師として全国各地を駆けめぐる合格案内人。電気分野を中心に、さまざまな資格に精通し、独自に確立した合格メソッドは多くの受験者から絶大な支持を得ている。オーム社が主催する「電験三種突破研究会」では約40年にわたって電力の講師を務め、合格者の輩出に全身全霊を傾けた。通称「ミスター電験」。
（撮影協力／一般財団法人 関東電気保安協会）
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