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Step.03 科目合格制度を知るべし!【電験三種~不動の法則~】
合格を導く20のステップ
2024.10.18
あしたの「主任技術者」のために
電験三種の受験者は、初めて挑戦する「ビギナー」から、何度も対峙している「エキスパート」まで、そのレベルは多岐にわたっている。だが、試験自体は小学生のときから経験し、複数の科目について、枚挙にいとまがないほど対策に取り組んできたはず。そのため、独自の方法で受験のコツが身についていると推測できる。
しかし、国家資格となると話は別。範囲が広く、出題パターンも独特なため、その試験にマッチした対策が要求される。
そこで「合格を導く20のステップ」だ。栄冠をつかむために、どのように取り組むべきか。そのメソッドを紹介していく。
あしたのために、さあ、いまこそ立ち上がろう!
Step.03 科目合格制度を知るべし!
科目合格制度は1995(平成7)年から導入され、4科目を同時に合格しなくても、科目ごとに基準点をクリアすれば電験三種に合格できるという、受験生にとって願ってもない制度である。
4科目を3年間で合格する制度で、特に、電験三種は2022(令和4)年度から上期と下期の2回になったことにより、合格した科目(通常、60点以上が合格ライン)は、それ以降、上期と下期を合わせて5回の試験で受験を免除されることになる。
科目合格制度を活用すれば、ストレスも少なく、学習時間が確保できない受験者にとっては有利に働くこと間違いナシ。受験プランを立てるときは、選択肢のひとつとして「科目合格制度の活用」を検討しない手はないだろう。
プロフィール
不動弘幸(ふどう・ひろゆき)
技術士事務所を経営する傍ら、資格試験の講師として全国各地を駆けめぐる合格案内人。電気分野を中心に、さまざまな資格に精通し、独自に確立した合格メソッドは多くの受験者から絶大な支持を得ている。オーム社が主催する「電験三種突破研究会」では約40年にわたって電力の講師を務め、合格者の輩出に全身全霊を傾けた。通称「ミスター電験」。
(撮影協力/一般財団法人 関東電気保安協会)
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