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Step.04 試験方式(筆記、CBT)を熟知すべし!【電験三種~不動の法則~】
合格を導く20のステップ
2024.10.25
あしたの「主任技術者」のために
電験三種の受験者は、初めて挑戦する「ビギナー」から、何度も対峙している「エキスパート」まで、そのレベルは多岐にわたっている。だが、試験自体は小学生のときから経験し、複数の科目について、枚挙にいとまがないほど対策に取り組んできたはず。そのため、独自の方法で受験のコツが身についていると推測できる。
しかし、国家資格となると話は別。範囲が広く、出題パターンも独特なため、その試験にマッチした対策が要求される。
そこで「合格を導く20のステップ」だ。栄冠をつかむために、どのように取り組むべきか。そのメソッドを紹介していく。
あしたのために、さあ、いまこそ立ち上がろう!
Step.04 試験方式(筆記、CBT)を熟知すべし!
2023(令和5)年の試験から、電気保安業界の高齢化や技術者不足を背景に、従来の筆記方式に加え、CBT方式が導入された。
筆記方式は1年で2回(上期は8月、下期は3月)、CBT方式は年間で2期(上期は7月、下期は2月)で、前者は受験日が決められているが、後者は25日の実施期間中、受験日を自由に選択できる。
(1)筆記方式とCBT方式の受験比率
CBT方式の採用が昨年ということもあり、筆記方式の受験比率が多いのが現状である(図1)。CBT方式はスタートしたばかりなので選択を躊躇したり、十分に浸透していなかったり、さまざまな要因が考えられるが、今後、CBT方式の受験比率は増加していくと予想される。

(2)筆記方式とCBT方式の比較
2つの試験方式のメリット、デメリットを表1、2に示す。


プロフィール
不動弘幸(ふどう・ひろゆき)
技術士事務所を経営する傍ら、資格試験の講師として全国各地を駆けめぐる合格案内人。電気分野を中心に、さまざまな資格に精通し、独自に確立した合格メソッドは多くの受験者から絶大な支持を得ている。オーム社が主催する「電験三種突破研究会」では約40年にわたって電力の講師を務め、合格者の輩出に全身全霊を傾けた。通称「ミスター電験」。
(撮影協力/一般財団法人 関東電気保安協会)
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