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Step.07 実戦に必要な数学の分野を知るべし!【電験三種~不動の法則~】
合格を導く20のステップ
2024.11.15
あしたの「主任技術者」のために
電験三種の受験者は、初めて挑戦する「ビギナー」から、何度も対峙している「エキスパート」まで、そのレベルは多岐にわたっている。だが、試験自体は小学生のときから経験し、複数の科目について、枚挙にいとまがないほど対策に取り組んできたはず。そのため、独自の方法で受験のコツが身についていると推測できる。
しかし、国家資格となると話は別。範囲が広く、出題パターンも独特なため、その試験にマッチした対策が要求される。
そこで「合格を導く20のステップ」だ。栄冠をつかむために、どのように取り組むべきか。そのメソッドを紹介していく。
あしたのために、さあ、いまこそ立ち上がろう!
Step.07 実戦に必要な数学の分野を知るべし!
(1)数学コンプレックスを解消
電験三種の受験を決意し、学習に取りかかってみると「計算ができない!」と途中で挫折してしまう受験者は多い。その最大の要因が「数学コンプレックス」だ。これは早い段階で解消しておきたい。
中学で学習してきた数学の範囲は、年齢によって多少の差はあるものの、だいたい図1に示すとおりだろう。意外にも、中学の時点で基礎的な数学を学習していたことがわかる。
(2)過去問から分析した必要な数学の分野
例えば、2024年度下期(2025年3月23日)の受験を考えた場合、本試験は約4カ月後に迫っているため、数学の学習に割ける時間は多くはない。効率よく数学力を身につけるには過去の出題問題(表1)で必要な数学の分野を把握することが最良の方法となる。
表1のなかでも、1~6は特に活用する分野なので重点的に学習しておきたい。
数学を苦手と感じる最大の要因は「難しいと自分で思い込んでいただけ」ということが多い。まずはシンプルな問題から取り組み、その暗示を払拭できるように基礎を徹底的にマスターしたい。
プロフィール
不動弘幸(ふどう・ひろゆき)
技術士事務所を経営する傍ら、資格試験の講師として全国各地を駆けめぐる合格案内人。電気分野を中心に、さまざまな資格に精通し、独自に確立した合格メソッドは多くの受験者から絶大な支持を得ている。オーム社が主催する「電験三種突破研究会」では約40年にわたって電力の講師を務め、合格者の輩出に全身全霊を傾けた。通称「ミスター電験」。
(撮影協力/一般財団法人 関東電気保安協会)
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