License
Step.16 CBT方式の試験期間を有効活用すべし!【電験三種~不動の法則~】
合格を導く20のステップ
2025.01.17
あしたの「主任技術者」のために
電験三種の受験者は、初めて挑戦する「ビギナー」から、何度も対峙している「エキスパート」まで、そのレベルは多岐にわたっている。だが、試験自体は小学生のときから経験し、複数の科目について、枚挙にいとまがないほど対策に取り組んできたはず。そのため、独自の方法で受験のコツが身についていると推測できる。
しかし、国家資格となると話は別。範囲が広く、出題パターンも独特なため、その試験にマッチした対策が要求される。
そこで「合格を導く20のステップ」だ。栄冠をつかむために、どのように取り組むべきか。そのメソッドを紹介していく。
あしたのために、さあ、いまこそ立ち上がろう!
Step.16 CBT方式の試験期間を有効活用すべし!
CBT方式の試験期間は25日あるため、その使い方次第では合否を左右することも考えられる。そこで、今回はCBT方式の有効な受験スケジュールについて解説する。
CBT方式(上期)における受験スケジュール例を図1に示す。初日に1科目を受験し、あとは中7日で1科目ずつ受験していくというスタイルである。
例えば、理論、電力、機械、法規の順で受けるとする。最初の試験までは理論のみを集中的に学び、受験後、次の試験までの7日間は電力の集中学習。そして、受験後、次の試験までの7日間は機械の集中学習…… というように、各科目のリードタイムを次に受ける科目の集中学習(過去問題の演習)に充てるというものだ。
CBT方式では各科目の受験の順番、タイミングを検討して試験日を決定することが重要になる。

プロフィール
不動弘幸(ふどう・ひろゆき)
技術士事務所を経営する傍ら、資格試験の講師として全国各地を駆けめぐる合格案内人。電気分野を中心に、さまざまな資格に精通し、独自に確立した合格メソッドは多くの受験者から絶大な支持を得ている。オーム社が主催する「電験三種突破研究会」では約40年にわたって電力の講師を務め、合格者の輩出に全身全霊を傾けた。通称「ミスター電験」。
(撮影協力/一般財団法人 関東電気保安協会)
電験三種「極み」シリーズ、好評発売中
電験の4科目をテーマ別に取り上げる電験三種「極み」シリーズ。わかりやすく、コンパクトにまとめた解説から、過去問をベースに多様なパターンをそろえた問題演習まで、ウイークポイントの克服やストロングポイントの研鑽に最適なテキストだ。受験勉強の総仕上げに、ぜひ!
-1024x683.jpg)