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キャリアアップ・ナビゲーターが展開する「It’s Show Time!」【電気の花道17】
資格・de・ダダダ
2026.01.21
Episode 17「三重県立津工業高等学校」
「花の命は短くて」で始まる詩と同様に、3年間の高校生活はあっという間に終わってしまう。その限られた時間で輝くために、だれもが何かに夢中になっている。部活もそう、友だちとのアフタースクールもそう、バイトもそう、もちろん、恋愛だって……。多感な10代後半、みんな、青春を謳歌している。
しかし、この高校3年間は助走であって、決してピークではない。さらに輝きを放つ瞬間が、未来には星の数ほど存在しているのだ。
20代、30代と歳を重ねても輝き続けるためには、では、どうすればいいか?
それは、スクールライフに「資格」というエッセンスを追加すること。3年間を「ピークに向かうための準備期間」と考えるだけでいい。
この連載は、長年にわたって名古屋工学院専門学校で教鞭を執ってきた筆者が2018年7月から行っている「キャリア教育支援」で感じた喜怒哀楽を、そこはかとなく書き連ねた青春の応援歌である。
今回の舞台は三重県立津工業高等学校。さて、早速、キャリアの種をまいていくことにしよう……。
今回は三重県立津工業高等学校を紹介します。
津市といえば、三重県の県庁所在地です。三重県は南北に長く、その中央に津市があります。そのような立地環境が県庁所在地になっているのかもしれません。
また、津といえば、おそらく日本で一番短い名前の市ではないでしょうか。「つ」の一文字ですからね。ただ、地元では「つ」ではなく「つぅ」と呼んでいます。発音としては小さい「う」がつきます。
一般的な読み方や発音は、地元では異なることがあります。有名なものとしては「松阪牛」が挙げられます。これは「まつざかぎゅう」ではなく「まつさかうし」が正式な読み方です。さらに地元では「まつさか」を「まっつぁか」と発音します。ややこしい……。
それはさておき。津工業高校は、昨年度、高校サッカー選手権の三重県予選において、準決勝で名門校の四日市中央工業高校を2-0で破り、決勝では四日市工業高校とのPK戦までもつれた大激戦を制し、全国へのキップを手にしました。
また、ヨット部も有名で、今年度はインターハイのヨット競技大会において、個人、複合ともに全国優勝に輝いています。ヨット部があるとは、港の近くにある学校ならではだと思います。
さて、肝心の「キャリア教育支援」です。話の流れで、いつも「将来、自分がやりたい仕事が決まっている人は?」という質問をします。
今回、サッカー部で全国大会に出場した生徒がいて、彼に「将来、プロを目指すの?」と聞くと、力強く『目指します!』という返事がありました。もしかすると、将来はJリーグで活躍するかも……。
また、休憩時間には電験の取得を目指すという生徒と話をしました。2人の友だちと一緒に勉強をしているとのことで、ぜひ、いい結果を残してほしいです。
津市にある国立の三重大学には、推薦入学の1つとして「電験三種取得者」という枠があるようで、それも視野に入れているとのことでした。
「しっかりした生徒だなぁ~」
私が17歳のときは、そのようなことは考えていませんでした。彼らが、1年後、どのようになっているか楽しみにしたいと思います。
「キャリア教育支援」の楽しみの1つとして、私がまいた種が発芽することが挙げられます。ほんの少しお手伝いをするだけで、実際には生徒本人と学校の先生方の継続した努力で1つのカタチが完成します。
それでも多くの学校の先生から『キャリア教育支援で生徒が電験に合格しました』という嬉しい言葉をいただきます。ほんの少しのキッカケをつくっているだけなんですが、それでも私には最高のホメ言葉であり、幸せを感じる瞬間です。
彼らが電験に合格した暁には「新電気」で取材をお願いします!
学校行事の関係もあると思いますが、昨年の12月から「キャリア教育支援」が立て込んでいます。どのような出会いがあるのか楽しみです!



プロフィール
石原 昭(いしはら・あきら)
1965年生まれ。1990年4月から名古屋工学院専門学校に勤務。夜間部電気工学科のクラス担任を経て、1993年4月から昼間部電気工学科のクラス担任を務める。管理職となる2015年まで22年、ひたすら電験三種の指導を行い、クラス担任として預かった約300名の学生を電験三種に合格させる。現在はテクノロジー学部の運営とともに工業高校生に対して「キャリア教育支援」を展開している。「電験合格請負人」「電験教育の伝道師」の異名で東海地区の電気業界で活躍中。
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