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電験取得のための第一歩
2023.11.03
先生 前回の授業では分数の四則演算から、実際の電気回路への応用について学習したよね。これは覚えているかな?生徒 電圧と抵抗の値があって、そこから電流の値を、分数の四則演算を使って求めました。先生 抵抗が1つ接続された基本的な回路を取り上げたんだよね。まずは、前回の復習だ。練習問題に取り組んでみよう。練習問題図1の回路がある。次の値を求めなさい。
答 (1) I = V R = 15 5 = 3 1 = 3 [ A ] (2) I = V R = 21 15 = 7 5 [ A ] (3) V = I R = 8 3 × 2 = 8 3 × 2 1 = 16 3 [ V ] (4) V = I R = 16 7 × 7 2 = 16 1 × 1 2 = 8 1 × 1 1 = 8 [ V ] (5) R = V I = 3 5 3 = 3 ÷ 5 3 = 3 × 3 5 = 3 1 × 3 5 = 9 5 [ Ω ] (6) R = V I = 9 2 17 4 = 9 2 ÷ 17 4 = 9 2 × 4 17 = 9 1 × 2 17 = 18 17 [ Ω ]
先生 さて、次はもう少し難しい問題にチャレンジしてみようか。 生徒 さっきは抵抗が1つだったから、そのまま式に代入したんだけど……。 先生 1つの抵抗のときは簡単に計算できたんだから、この場合も同じように2つの抵抗を1つの抵抗にして計算してみたらどうかな? 生徒 抵抗が1つになれば計算できます。でも、どうやって2つの抵抗を1つにするんですか? 先生 直列回路の場合、それぞれの抵抗をたすだけで求められるよ。 生徒 たすだけ? 先生 そう。2つ以上の抵抗が接続されているとき、これらの抵抗を1つの抵抗にまとめたものを合成抵抗というんだ。それでは、具体的に図2の直列回路の合成抵抗を求めてみよう。 生徒 それぞれの抵抗をだすだけだから、合成抵抗 R = R 1 + R 2 = 60 + 30 = 90 [ Ω ] ってことかな(図3)。どうですか? 先生 そう! あとは電流を求める式に代入すればいいんだね。 生徒 電流 I = V R = 18 90 = 1 5 [ A ] 先生 うん、正解だ! 「直列回路の合成抵抗=それぞれの抵抗をたす」と覚えておこう。それじゃあ、練習問題を解いて今回は終わりにしよう。次回は並列回路の合成抵抗を取り上げるよ。 生徒 はい、ありがとうございました。
練習問題次の図の端子間の合成抵抗Rを求めなさい。
(講師/村山 慎一)
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